ヘリカルCT撮影室
X線で判断が難しい病気に対応するため本院はCTを導入しています。
体を断層撮影して、通常のX線撮影よりもはるかに多い情報を得ることができます。
鼻、胸、お腹の腫瘍、骨盤の内部、椎間板ヘルニア、門脈シャントなど、多くの分野で効果を発揮します。
陽圧手術室 (第一手術室)
通常の手術室の他に陽圧手術室を用意しています。
部屋の中の気圧を高く保つことによって、外から空気や雑菌が中に入らないようにしている特別な部屋です。
骨折、感染に弱い子など、よりクリーンな状態が要求される手術を安全に行うことができます。
消化管内視鏡(軟性内視鏡)
消化管内視鏡とはいわゆる胃カメラといわれるものです。動物病院はチワワからグレートピレネーズまで診察するので、長さ太さ角度の異なった多数の内視鏡が必要です。なるべく多くの症例に対応するため、本院では全15本の軟性内視鏡を用意しており、消化管をはじめ、特に細型軟性内視鏡により気管や尿路への内視鏡検査を行うことができます。
これにより外科手術なしに消化管異物の除去、気管および尿道膀胱の観察処置を行うことができます。
Cアーム型レントゲン透視装置
手術中X線撮影をしたい場面によく遭遇しますが、通常は滅菌して手術を行っているためX線室に移動することができません。
本院ではCアーム型レントゲン透視装置を使って、手術をしながらX線診断を行うことができます。ヘルニアでの脊髄造影、整形外科で効果を発揮します。
腹腔鏡 (硬性内視鏡)
ガスで腹部を膨らまし、4mm径の細い内視鏡を用いて、大きく切開することなく、小さな傷のみで検査手術を行うことができます。また、関節内、鼻腔、耳道、膣などの見えにくい場所に対しても、観察及び手術を行うことができます。